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Su Tian-Zong

人生の勇者

「 2011年4月29日、北宜高速道路でのバイク事故により舒(スウ)さんは脊髄を損傷し、下半身麻痺となり立ち上がることも歩くこともできなくなった。身長180㎝の彼の目線は今では110㎝の高さとなった。事故当時の彼はまだ36歳、予定していた結婚式も挙げずに一人で生きていく覚悟までした。

 

事故後の出来事を次のように話してくれた。「スーパーやデパートへ行っても、車椅子では高いところの物には手が届かず非常に不便な思いをするんです。さらに、段差のあるレストラン、たったの1、2段であっても私たちにとってはどうすることもできない壁なんです。車椅子に乗った僕はどこへ行ってもいつも周りの人の手を煩わせる、そのことをとても心苦しく感じていました。」

 

 

事故で下半身麻痺となった後、もう一度立ち上がりたいと願い続けてきた彼は、FREE Walkとの出会いにより再び歩き出す夢を叶うことができた。

 

彼が初めてFREE Walkを装着し、自由に歩くことができたときのことを次のように話してくれた。「もう周りの人を見上げることなく同じ目線でいられるという喜びに溢れる涙をこらえることができませんでした。」 彼の父親も次のように語ってくれた。「天縱(テンゾン)は私が思っている以上に強い人間です。私自身も、生きているうちに天縱(テンゾン)が再び立ち上がるところを見たいと願っていました。おそらくこれは神様が彼に与えた試練なのでしょう。また、天縱(テンゾン)が前向きに怪我を負った仲間たちに社会貢献する姿に感心し、幸せを感じます。本当に心より感謝しています。」

 

このFREE Walk は最も重要な股関節と膝関節の動きをアシストすることで、座る・立つ・歩く、といった体位変換時に必要なエネルギーの消耗を抑え、腕力のエネルギー消耗が激しい従来型補助具の問題点を解決。さらに、現場のニーズにあわせて使用者自身による着脱が可能となっている。

 

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